2020年10月例会報告

 

 

 

微妙にして複雑窮まりなきみ心を知るために、人各々がそれぞれに異なるその特色を与えられている。お互いに強く努め研究し合ってやまなければ、真理を明らかにすることができるのである。

一歩一歩み心に近づくことができるのである。面倒なこと遠すぎること高すぎることのように聞こえるけれど、道は近きにあり、天に通ずる道は特にいつでも近きにある。光に歩みさえすればよいのである。

 

「光にあゆむ」 ー友への手紙

10月例会 説明

10月例会には、zoom操作に不手際があり前半が視聴できなかったことをお詫びいたします。

 全国友の会大会については「友の新聞745号」、南関東部会、家事家計講習会については「たより224号」に詳しく掲載されています。どうぞご覧ください。

 

例会報告
2020年10月1日(木)10:00~11:20 zoom利用(zoom入室9:30~)

 

司会 松野(高尾高幡方面リーダー)

   河野(本部委員たより)

   当番 桜ヶ丘方面

 

プログラム

・讃美歌 326 ピアノ奏楽 末元さん(桜ヶ丘方面)

・読書 「光にあゆむ」 -友への手紙-

一、親と子の気持ちによりそう活動を

一、家事家計講習会に向かって

一、南関東部会報告

一、「著作集と私」

一、報告

・「野の花の姿」 (ピアノ奏楽のみ)

 

■読書「光にあゆむ」-友への手紙  感想 総リーダー 飯田寿美子

金木犀の香りが何処からか漂い始め、すっかり秋らしくなってまいりました。

猛暑の夏のお疲れや、このところの急な気温の変化から、体調を崩されている方がいらっしゃるのではないでしょうか。皆様お元気でしょうか

今月も例会を持つことができ本当に感謝です。9月例会に参加できない人のために写真を撮って様子をラインで送ってくださった方があったと聞きました。会員皆が、同じブドウの幹に繋がっている仲間であることを感じられる日でありたいと思います。

まだまだ安心はできませんが友の家でも係会、勉強グループの集まり、土曜最寄りなどの最寄り会や料理講習など、感染予防対策を取りながら徐々に集まりがもたれるようになってきました。閑散としていた友の家のここそこに、可憐なお花が生けられ、人の気配を感じ、温かな空気の流れていると感じられるようになりました。やはりこの友の家を拠点に集まりが持てることは、多摩友の会が少しずつ元気を取り戻してきていると感じています。コロナ禍での新しい日常に向き合いながらの日々ですが、気を緩めることなく、新たな挑戦に向き合いながら歩んでいけるように祈ります。

この半年、どう考え、どう行動したらいいのか迷う事、悩む事も多くありました。時にこの讃美歌の歌詞が口をついて出てきます。

「ひかりにあゆめよ さらばふかき

みたまのまじわり たえずぞあらん

ひかりにあゆめよ さらばまたと 

このよのけがれに そまずぞあらん」と。この言葉で立ち止まり、前に向かって進む勇気をいただいています。

今月の読書は『友への手紙』の「光にあゆむ」です。「言葉を与えられ思いを与えられ、活動を与えられている人間のその語ること思うこと働くことが、天父のみ心にかなうものでなくてはならない。み心にかなうということがわかりにくいならば、人はみな正直な心、純粋な思いで、真理を追い求めるものでなくてはならない。天に通ずる道は特にいつでも近きにある。光に歩みさえすればよいのである。」とあります。

自由学園 渡辺先生のコロナ禍の中で生徒たちに強く望むこととして、弟や妹に今まで以上にやさしく接し、親の仕事の支えになるように、そして高齢者の心に寄り添って欲しい、と願われた一文が載っていました。また全国友の会大会での自由学園生徒のプレゼンテーションの報告の中で「もし友だちがコロナに感染してしまったら自分に何ができますか?」という質問に、子どもたちは「お菓子をあげる、お手紙をおくる、周りに言いふらしたりしない、居場所をなくさないようにしてあげる、友達の心に寄り添えるようなことがしたい。」など、それぞれが思いを巡らし、その人に寄り添った言葉が素直に次々と書かれていました。「弱いもの頼るべないものを助ける心持ちをもちさえすれば」という羽仁先生がおっしゃったことを、毎日毎日真実に光に歩む生活の実践が100周年を迎える自由学園には受け継がれていると感じました。私たちも生徒たちのように努力して光に歩む体験を重ねていく事が大切と思わされました。

家事家計講習会についてですが、8月の南関東部の総リーダー会ではほとんどの友の会が開催は難しい、無理と話していました。しかしその後ZOOMでの全国大会や例会に挑戦する各地の取り組みを聞き合う事で、自分たちも何かできるのではないか、どうしたらできるのか、などと前向きに考えられるようになり、多くの友の会が内向きではなくお客様を呼ぼうと変わってきています。「微妙にして複雑窮まりなきみ心を知るために、人各々がそれぞれに異なる特色を与えられている。お互いに強く努め研究しあってやまなければ、真理を明らかにすることができるのである」と書かれています。今年度多摩の家事家計講習会は無理とあきらめるのでなく、いつでもどこでも、今迄にとらわれず、新しいやり方を試みるチャンスでもあります。方面で最寄で、大切な働きを持っている一人一人を生かし、みんなで知恵を絞って考え合いましょう。「真実なことをするのは、どんなことでも、それ相応の工夫がいる勇気がいる、それが光にあゆめよである。」とあります。

不安定な状況の中、家事家計講習会を待っている方はいらっしゃいます。お客様に寄り添い愛をもって、私たちが実感している家計簿の良さ大切さを伝えましょう。家庭から社会に向かって働きかける事ができるように、み心にかなう秋の働きができる事を信じて光に歩みましょう。

また毎年夏休み明けは子どもの行事の報告など、子どもたちの元気な様子を聞き合うのを楽しみにしていました。今年度このような状況の中で、子ども達は、お母さんたちはどう感じ、どう過ごしていたのでしょうか?多摩では子ども委員が中心になりアンケートや、HP発信などでいつも親子に心を向けてきました。今月は子どもの事を皆で共有し、明るい未来に向けてわかり合いたいと思います。

 

 親と子の気持ちによりそう活動を

子ども委員の松下さんから、今年度はコロナの影響で、子ども達は学校に行けないまま新学期がスタートしました。そんな中、少しでも元気に過ごしてほしいと思い、「小中高生の生活時間アンケート」と励み表を子どもたちへ配りました。感想から「生活リズムが崩れていた。」などの気づきや、「料理に挑戦した。」「家族そろってご飯を食べることが増えた。」など家庭の温かさが感じられたと報告がありました。 

 また、夏休み前に1学期の親子の様子を方面の子ども係さんに聞き取りをしてもらいました。その様子を桜ヶ丘方面子ども係の黒岩さんがZOOMで話しました。方面で、親子の様子をニュースレターとして発信。集まれない中方面みんなで共有し、気持ちを寄せ合ったことが話されました。

 次に、乳幼児を持つ母の集まりをZOOMで行った様子を、リーダーの白井さんが話しました。914日(月)の集まりには、5名のお母さんと7名の先輩会員が参加、赤ちゃんやお子さんたちの顔も見え、読書を通して、悩みや、我が家の場合はこうしている、など話が弾んだ様子が話されました。最後に、集まりに出席した高尾高幡方面の細田さんが、ZOOMで感想を話しました。

 本部子ども委員窪田さんが南関東部「チーム子ども」のzoom会議での各友の会の子どもに関わる取り組みの様子を報告しました。

 

家事家計講習会に向かって

  7方面の生活勉強係が各方面の今年度の家事家計講習会への思い、取り組み、経過の様子を話しました。

南関東部会報告

 9月16zoomによる南関東部会が開催され総リーダー、本部委員の3名が出席し、方面リーダーは友の家で傍聴参加しました。総リーダーが礼拝と内容全体について、本部生活勉強委員棚田さんが「家事家計講習会に向かって」を報告しました。また初めて傍聴した感想を高尾高方面リーダー松野さんが話しました。 


「著作集と私

「生活即教育」(家庭教育篇下)横山妙子さん(府中小金井方面)

 「くる朝ごとに」(真理のかがやき)中村真美さん(立川方面 4月に松山友の会より転入)

 

■会員状況

高尾高幡方面 退会1名 10月会員数262名  拡大 婦人之友3人 明日の友2人 5人の拡大がありました。ありがとうございます。

 

報告

・10月から本部事務委員が成瀬志津子さん(高尾高幡方面)に替わります。経済委員は福田洋子さん(桜ヶ丘方面)が続投されます。

 ・9月の公共活動について 方面から多くの支援品が集まり各施設に送りました。ありがとうございました。 


 

・「野の花の姿」 (ピアノ奏楽のみ)

  友の家出席者 40名(1階係含む)  zoom出席会場 73会場

 

 

友の家の10月例会の様子