ぜいたくな生活をする人たちが、物資を消費しすぎるために、一方に乏しすぎる暮らしをする人の多くなる社会は、理想の社会ではありません。自家の質素にして安定した生活に必要である以上の富を得ている人は、われらの大きな家庭であるところの社会に目をつけ、また力をつくさなくてはなりません。われらおのおのの小さな家は簡素でありたい。そしてわれらの住む社会という大きな家庭は、じつに行きとどいた豊富なものでありたい。
「家庭は簡素に社会は豊富に」 ー家事家計篇ー
11月例会報告
司会 渡邊(桜ヶ丘方面リーダー) 窪田(子ども委員)
讃美歌286(ピアノ奏楽のみ)
読書「家庭は簡素に社会は豊かに」-家事家計篇-
プログラム
・家事家計講習会を前に
・目安について
・友の会と歩んで 「私の食の学び」山縣(国立方面)
・友の家友愛セールについて
・会員状況
・報告
■読書「家庭は簡素に社会は豊かに」-家事家計篇
渡邊、窪田、総リーダーより感想が述べられた
■家事家計講習会を前に(講習会委員 増田さん)
今年度は新型コロナの影響で大勢のお客様をお呼びすることが難しく、開催できるのか危ぶまれたが、各方面とも工夫を重ね、様々な形で家計簿を広める活動を進めている。お客様の都合に合わせる個別対応の講習は府中小金井方面と青梅方面が企画している。通常の講習会の形をとる立川方面の女性総合センターアイムや八王子なかの幼稚園は、長年のつながりから、このような状況でも開催するに至った。高尾高幡方面も友の家で2回開催を予定。また八王子方面浅川最寄と桜ケ丘方面は市の施設やイベントで展示や家計相談で参加する。オンライン講習は3つの最寄が企画している。遠方からの参加も可能、夜8時の開催は、仕事から帰宅してからでも間に合う。
続いて4方面から準備の様子について報告がなされた。
・府中小金井方面 生活勉強谷内さん
インスタグラムでお知らせして受講希望のお客様に個別対応を最寄ごとに行います。具体的な内容を最寄ごとに準備を進めている。
・国立方面 武蔵台最寄 工藤さん
録画したものをzoom開催で使う予定です。『おやつから かんがえる わがやのくらし』と題し、おやつの講習から家計の内容に移る。kakei+の感想を話し、質問も受ける。
・八王子方面 八王子最寄 渡部さん
なかの幼稚園で限定10名で行う。お弁当やおやつの講習はしてきたが家計は初めての開催。家計と生活がつながっていることを伝えたい。kakei+で食費報告を出せるようになった宮崎さんが話す。みんなで家計簿トークをする予定。
・桜ヶ丘方面 方面リーダー藤井さん
家事家計講習会としてベルブ永山の『多摩市消費生活フォーラム』に鍋帽子と副食物費の予算の立て方等の家計の展示を行う予定。
■目安について
生活勉強委員の小寺さんより、2020年厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」が改訂され、南関東部では1日にとりたい食品の組み合わせ、目安の量を見直しを行った話がなされた。改訂のポイントは2点
① 高齢者のフレイル予防 ②若いうちからの生活習慣病予防。
高齢者のフレイル予防に関連しての変更は年齢区分。50才以上が50~64歳、65~74歳、75歳以上の3つに区分された。そして高齢者のたんぱく質目標量の引き上げ、30歳以上の男性のカルシウム推奨量が引き上げられた。
若いうちからの生活習慣病予防に関しての変更は、まずナトリウムの目標量の引き下げで、ほとんどの年齢で0.5~1g少なくなった。飽和脂肪酸、カリウム、食物繊維は子どもの目標量が設定された。
目安の資料の説明。食事摂取基準を満たした食品の組み合わせ(目安の量)から目安にそった予算を立てて適量の生活を目指そう。食費の考え方は30~49歳女子の場合です。この100g単価は5月の買物記録の金額をもとに、食グループ、家計グループと資料と本部生活勉強委員で「目安を考える会」を持ち検討したもの。牛乳・乳製品が23円から22円に、肉・魚が178円から182円に、野菜が46円から48円に、果物が66円から67円になった。30~49歳女子の副食物費は1日570円とした。1か月17,100円。
主食は、穀類の目安の量は1日240g。1日のうち1食はパン、2食はご飯、週に2回麺類を食べると考え計算した。昨年と同じ3,600円。
調味料は、食塩相当量が1日6.5g未満になった。塩分の取りすぎには注意しましょう。予算は昨年と同じ1か月1,700円。1か月の食費予算は合計22,400円で昨年より300円上がった。
光熱費の予算を考えるためには30代モデル家庭を例に考えられている。金額だけでなく使用量にも関心を持っていきたい。
消耗品の目安については、適量を心がけていねいに確認したい。
資料をよく見ていただ適量きを目指す生活、来年の予算を考えるための参考にしてほしい。
■友の会と歩んで「私の食の学び」山縣さん(国立方面)
入会50年、大津友の会で食の基礎を学び、多摩友の会では方面の家事家計講習会の目安の量の話に携わってきたことから特に食のことに関心を持つようになったこと。方面の久米さん、井上さんに教えてもらったこと。24年前に始まった食の常設講習での勉強、そして今年度は食グループのリーダーを受け、月1回「食グループだより」を出し、ホームページの家事暦に今までに5回掲載、また2021年主婦日記の季節の献立(4~8月)を担当したことで勉強の機会を得たこと。食グループや最寄の身近な仲間とこつこつ積み重ねてきた勉強が何よりのものだったと感謝しているとの話がなされた。
■友の家友愛セールについて
友愛セール委員 村松さんより友の家託児室で11月5日~12月11日の10~12時に会員対象の友愛セールを行うむね案内がなされた
衣の製作品、中古衣料は常時販売する。食の製作品は販売担当者がいる場合は許可。
■会員状況
10月に高尾高幡方面で退会1名あり、11月会員数は262名。
■報告
・総リーダーより
自由学園は2021年に創立100周年を迎えます。創立100周年募金を2025年3月31日まで募集とのこと。ご協力をよろしくお願いします。
・小中高生の母の集まり
10月19日「zoomでつながりましょう」に11名参加、10月26日zoom「小中高生の母の集まり」21名参加があった。
11月9日の乳幼児を持つ母の集まりの案内がなされた
次回の12月14日zoomのテーマは「お金、おこづかい」。
・生活講習
10月5日(月)zoomにて会員対象で開催。子どもの成長と整理収納について住グループの岡崎さんが講習。参加30名。
・料理講習
10月17日(土)「薬膳料理」は会員12名が参加。
次回12月5日(土)の案内がなされた
・愛土生産グループ
愛土生産ニュースを配布。生ごみ、緑化についてご意見をお寄せください。
・公共
多摩少年院、武蔵野児童学園より依頼あり今年も12月にパウンドケーキを送る。衛生面、体調に注意してご協力をよろしくお願いします。
10月は武蔵野児童学園へ手作りマスク50枚、フードバンクTAMAに食品7㎏を届けた。
「野の花の姿」(ピアノ奏楽のみ)
当番 府中小金井方面
ピアノ奏楽 岡崎
出席者
友の家大ホール 30人 別室4人
ZOOM参加 86台
友の家の11月例会、友の家の様子